コラム

 公開日: 2016-11-27 

公正証書遺言の作成に必要な書類

公正証書遺言の作成には戸籍謄本や印鑑証明など、必要な書類を揃えて提出する必要があります。
証人になる人も、身分確認の書類を用意してもらう必要があります。

今回は、公正証書遺言を作成する際に必要になる書類などについて説明いたします。

公正証書遺言の作成手続き

公正証書遺言は公証役場で作成します。その手順は、次の通りです。

(1)公証人と面接、必要書類の提出
 
(2)遺言書の原稿作成
 
(3)原稿の確認と修正
 
(4)最終稿の確定
 
(5)公正証書遺言作成

どんな書類が必要になるか

公正証書遺言作成には「必要書類の提出」が欠かせません。
どのような書類を用意するのか見ていきましょう。

(1)遺言者に関する書類として、戸籍謄本(本籍地の市役所で取得)。実印と印鑑証明書(作成後3カ月以内のもの)。

(2)財産を受け取る人が遺言者の相続人である場合、遺言者との関係がわかる戸籍謄本(遺言者の戸籍謄本に記載されている場合は不要)。

(3)相続人以外の人に遺贈する場合は、その人の住民票、または住所、氏名、生年月日、職業を確認しておく。
遺贈する相手が団体等の場合は、その所在地・名称・代表者氏名が確認できる住民票、登記簿謄本、あるいはそれらを正確に記載したメモ。

(4)不動産を相続・遺贈させるときは土地・家屋の登記簿謄本。不動産の固定資産評価証明書。

(5)預貯金を相続・遺贈させるときは通帳のコピー、もしくは金融機関名、支店名、口座番号を記載したメモ。
 
(6)骨董品や美術品などを相続・遺贈する場合は、その財産を特定できる資料。

また、公正証書作成当日には、遺言者の印鑑証明書と実印。公正証書作成には2人以上の証人が必要ですから、証人になる人の身分確認の書類(運転免許証または健康保険証等)と認め印が必要になります。

公正証書遺言の証人になれない人は?

なお、公正証書遺言の作成には証人の立ち合いが必要です。

しかし、遺言者の死亡を仮定した時に財産を相続するであろうと推定される「推定相続人」、遺言により遺贈をうけることを指定がされている「受遺者」、及び推定相続人と受遺者の配偶者ならびにこれらの者の直系血族は証人にはなれません。

つまり身内は証人になれないということです。また、未成年者も証人にはなれません。

子どもなど最も身近な推定相続人は証人になれないので、それ以外の身近な人、例えば近所の知人などに証人を依頼することも可能ですが遺言の内容を知られてしまうことになるので頼みづらいものです。公正証書作成の手続きは証人の立会いを含めて専門家へ依頼することをおすすめしています。

この記事を書いたプロ

司法書士法人 小笠原合同事務所 [ホームページ]

司法書士 小笠原哲二

徳島県徳島市東大工町1-19 [地図]
TEL:0120-120-993

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

0

こちらの関連するコラムもお読みください。

次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
 
このプロの紹介記事
小笠原 哲二(おがさわら・てつじ)さん

手続きだけでなく“相談できる”司法書士(1/3)

昼夜を問わず、多くの車が行き交う国道438号線。その道沿いに建つビルで、事務所を構えているのが司法書士であり、行政書士・ファイナンシャルプランナーでもある小笠原さんです。司法書士という職業は多くの人にとって馴染みの薄い存在かもしれませんが、...

小笠原哲二プロに相談してみよう!

四国放送 マイベストプロ

銀行業務やFPの知識も活用し、お金や経営に関するアドバイスも

会社名 : 司法書士法人 小笠原合同事務所
住所 : 徳島県徳島市東大工町1-19 [地図]
TEL : 0120-120-993

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

0120-120-993

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

小笠原哲二(おがさわらてつじ)

司法書士法人 小笠原合同事務所

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
鴨島事務所設置のお知らせ

2015年を迎えて早いことに2週間が過ぎ去ってしまいました。おかげさまで相変わらず忙しい日々を過ごしております...

公正証書遺言が無効になるケースとは?

公正証書遺言は信頼性の高いものですが、遺言として効力がないと判断されてしまうケースもあります。公正証書遺...

[ 遺言による相続 ]

遺言がある相続における遺留分の取り扱い

遺言書は、亡くなった人の最終の意思ですから法的な効力を持たせることができます。しかしその一方で「遺留分」と...

[ 遺言による相続 ]

遺言による相続の3方式とメリットデメリット

遺言には主に「自筆証書遺言」「公正証書遺言」「秘密証書遺言」の3つの方式があります。それぞれの方式について...

[ 遺言による相続 ]

新年あけましておめでとうございます。

今年は相続税の基礎控除が変更されました。相続への関心は高まると予想されます。相続に関する手続きご相談はお...

コラム一覧を見る

人気のコラムTOP5
コラムのテーマ一覧
スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ